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Q.離檀をめぐって檀家さんとトラブルになっています。どうすればよいですか?
この記事の要点
- 離檀料について、法律上の支払義務は、原則として認められにくいと考えられています。
- 遺骨の改葬に必要な埋蔵証明を、離檀料の支払と引換えに拒むことは避けるべきです。
- トラブルは、こじれる前に早めに弁護士へご相談ください。
増えている離檀のご相談
檀家さんが遠方に移る、墓じまいをして納骨堂や樹木葬に移る、といった理由で、離檀のご相談が増えています。その過程で、離檀料や墓地の返還をめぐってトラブルになる例があります。
離檀料の考え方
離檀料は、墓地使用規則や契約に定めがある場合でも、その金額や性質によっては支払義務が否定される可能性があり、定めがない場合には、法律上の支払義務は認められにくいと考えられています。
寺院としては、長年の護持への感謝として任意にお納めいただくもの、という位置付けでお話しするのが穏当です。
埋蔵証明を拒むことのリスク
檀家さんが遺骨を他の墓地に移すには、市区町村の改葬許可が必要で、その申請には墓地の管理者(寺院)の埋蔵証明が必要です。離檀料の支払がないことを理由に証明を拒むと、行政から指導を受けたり、訴訟に発展したりするおそれがあり、寺院の評判にも影響します。
墓石の撤去と区画の返還
離檀に伴う墓石の撤去費用を誰が負担するか、区画をいつまでに返還するかは、使用規則の定めに従います。定めが曖昧な場合は、合意した内容を書面に残しておいてください。
早めのご相談を
病気を早く治療しないと悪化して手の施しようがなくなるのと同じで、檀家さんとのトラブルも、こじれてからでは解決が難しくなります。感情的な対立になる前に、弁護士に相談していただくことをお勧めします。